和色の赤
いつも考えなしに思っておりましたが、ボケの花の色は鮮やかな朱色だと何気に思っていながら、ここに来て漸く朱色について調べてみると、実はこの色は厳密に言えば朱色と言うよりも和色の赤に近い事に行きつきました。
赤は、「赤」「朱」「紅」の3つに大きく分類されるのだそうです。
朱色と言うのはもっとオレンジがかった色を正式には言うそうで、赤と大まかに言っても3原色の赤と和色の赤では微妙に色味が違います。
色を言葉で表現するのはいつも難しいなと思っておりましたが、深く調べて行くと益々伝わるか不安になるほど、自分の知識の低さが露呈されました。
そんな知識不足はさておき、このボケ、綺麗すぎませんか?
このボケは、長野県千曲市で農園をされていらっしゃる、寺沢農園さんの寺沢五十男さんの逸品です。
枝も綺麗ですが、花芽も綺麗ですね。緑と赤の鮮やかな対比が更に目を惹きます。
そして花芽の多さもこの1枚から見ても解るでしょうが、下から上までびっしりと付いています。
寺沢さんはボケ以外にも枝物中心に生産されておられますが、他の枝物も好評化な物ばかりです。
弊社のお客様にも寺沢さんのファンのお客様も勿論いらっしゃいます。
12月から出荷されていらっしゃいましたが、本日届いた物を見て、改めて「上物」という感じを受けました。
箱から出してもっと綺麗に撮りたかった所ですが、花芽が落ちたりするのが勿体なくて敢えてそのままの状態で撮っています。
ちなみに画像の品種は「茜」になります。茜が出る前から舞子ボケを出荷されて、この後ミハタボケが例年ご出荷なさいます。
季節ごとに違う枝物もご出荷なさいますので、今年もまた楽しみな1年となりそうです。