金色の雨 ~酷暑の夏~
今年の福岡の梅雨は、ここ数年の梅雨時期と違って毎日どこかのタイミングで雨が降っています。
湿度も高く気温も高く、非常に過ごしにくい毎日が流れています。
1日の流れは相も変わらず恐ろしい程に早く、初夏も終わって8月盆を迎えようとしている今日のこの日。
そんな中で集中豪雨で九州のみならず被害が相次いでおりますが、この後も油断できない夏のシーズンです。
花の販売店さんも花が持たずに困ったものですとお聞きします。
こんな猛暑の時期に路地で咲く花なんてあるのでしょうか?
夏を代表する花といえばやはりヒマワリが1番ですかね。
いやいや、夏でも咲く花は意外と多くあります。
今日は夏の暑さに負けずに咲き誇る幾つかの花をご紹介です。
今現在見られる直近の花々ですので、ヒトも暑さ対策を講じてこの夏を元気に生きましょう。
この暑さの中、どこに行けば少しでも多くの花を見ることができるのか悩んだ結果、今回は鹿児島県指宿市のフラワーパーク鹿児島さんを選びました。もう一択別の選択肢があったのですが、この後に咲く200種類のハイビスカスを見るが為に今回はフラワーパーク鹿児島さんに決定しました。
とは言いつつやはりここでもハイビスカストップ。
原色系の多いこの花はやはり撮らずにはいられません。
ルドベキアも最近は品種が増えましたね。アーバンサファリかと思われますが、クリアなイエロー系のグリーンが涼しげ。
カノコユリも内に巻いた独特な花姿。季節の花ですね。
前にもこの園をご紹介しましたが、その時は園内のいたるところでチューリップが咲いていた時でした。
当たり前のことですが季節が変われば咲く花も変わる。
しかしながら同じ場所に違う花は咲かないのですから、誰かの手によって毎年違う季節毎に違う花を植え替えられている。
誰かの手で大事に育てられて、管理をして、また次の花の準備。
感謝ですね。
ジンジャー類の花も今が見ごろの時です。
クルクマなんかは切り花でも多く出回っていますね。
ハイビスカスに似たタイタンビカスは、ハイビスカスとは違う種の花でフヨウ科の花です。
ハイビスカスはアオイ科の植物です。
クロトンもカラフルな葉が沢山生い茂ると圧巻です。
1本の枝で色々なカラーの葉を見られる贅沢さ。
熱い気温があっての開花をする植物。
夏でも、いや夏にしか見られない花は沢山あります。
まだまだ他にも沢山紹介したい花はあるのですが、今日はこの3枚で最後です。
学名をカッシアフィツラと言いまして、ゴールデンシャワーツリーの花です。
インド原産のマメ科の植物で10mにも及ぶ成長を見せるそうです。
香りもあって、思わず足を止める一角です。
白を基調とした室内に緑と黄色が映える映える。
奄美大島なんかでは路地端でも見られる花らしく、梅雨時期の雨とは違った天然の黄金の雨。
春のアカシアの様に垂れ下がる黄色い塊は、夏のカラーとしてもピッタリです。
花は、ほんの僅かな瞬間を楽しめるもの。
それ故に貴重で、命があるからこそ尊い。
大切にしてやれば、また次の年、その次の年も結果で応えてくれる。
無言のものだけに、成長の姿で全てを語る。
言葉でしか伝わらないものもありますが、言葉だけが伝えられるものではない。
真剣に考える事ができるのならば、寧ろ言葉はいらない。
改めてその事を学ばされた気がします。
次は予告通りの花を届けられるよう、病気をせずに何とか生き延びたいと思います。
またいつか。