菖蒲
菖蒲という字は、「しょうぶ」とも「あやめ」とも読みます。古くは、どちらも端午の節句に菖蒲湯に用いられるサトイモ科のショウブをさしていましたが、ショウブによく似た葉をもつ花が江戸時代に盛んに栽培されるようになり、アヤメ科のアヤメを「花あやめ」、アヤメ科のハナショウブを「花しょうぶ」と区別されるようになったそうです。非常にややこしいですね…
今回は花の方の菖蒲を見に、佐賀県にある大和中央公園花菖蒲園に行ってきました。
例年の見頃は5月下旬から6月中旬とのことですが、今年は晴れの日が続いたためか、昨年より見頃が早かったようで、5月27日に訪れたころはちょうど満開でした。
園内の池には通路が設けられ、花菖蒲の中を通って楽しめるつくりなのですが、今年は橋の老朽化のため中を通ることはできなかったため、池の周囲を散策しました。
園内には、江戸系、伊勢系、肥後系など、色や形が様々な花菖蒲100種類4万株が植えられ、圧巻の見ごたえです。
自分の好みの品種を探しながら、ゆっくり見て回るのも楽しいですよ。