色も香りも

赤系の濃い紫カラー。緑の葉と相まって鮮やかさが引き立つ丸い蕾が目立ちます。

この花が作られた長野県中野市。長野県北部の飯山市と須坂市に挟まれた地にある市で、芍薬の生産量では日本一を誇る中野市農協からの芍薬です。

長野県は県全体でも芍薬の生産が盛んに行われておりますが、中野市ではその6割を占める生産量を誇ります。

約40種類の芍薬が栽培されており、中でも花弁枚数の多い海外品種の洋シャクのサラベルナール、ユニバースター、バンカヒルなどは中野を代表する生産品種です。

そして今日ご紹介するのは、出荷量が極少量の品種でビッグベンという花を。

妖艶さ漂うカラーも魅力ですが、実はこの花いい香りがするんです。

ハイブランドの香水にあるような独特のいい香りがあります。

お届けした方からは、バラのイブピアッチェの様な香りですねとお聞きしました。

今年も極少量の品種を幾つもご提案できる機会に巡り合い、ご出荷戴いた方には本当に感謝するばかりです。

芍薬の出荷時期も残りそう長くはありませんが、もう少しの間花が持つ力で日本や世界を魅了してくれることでしょう。