2018年11月16日 / 最終更新日時 : 2018年11月16日 h.iwasaki トピックス 水の器 アンティーク系のカラーが好まれる秋の紫陽花。 自然に咲く紫陽花はシーズンを終えていますが、切り花の世界での紫陽花は、今も国産の出荷があります。 もともと紫陽花は日本原産の植物ですが、やがてヨーロッパで品種改良されて西洋アジサイと言われ、この類がハイドランジアと呼ばれる様になりました。 土壌や肥料、時期でも花色が変わる為に、「写真と同じ物を」とか、「前回と同じ物を」とお願いされてもなかなか厳しいものがある反面、箱を開けるまでのお楽しみ的な要素を持っています。 シーボルトとアジサイの関係は有名ですが、このハイドランジアの名前の由来は知らない人も多いはず。 ハイドランジアは英名ですが、水を意味する「hydro」と小さな器を意味する「angea」を合わせて作られた名前で、水の器を意味します。ハイドラが水を好む植物である事から名づけられたという事ですね。 長崎市のシーボルト宅跡には、今この瞬間も写真の様に今年の紫陽花がそのままの状態で残っています。 ピンク系のカラーだった様ですね♪すごく立派な立ち姿です。 紫陽花は長崎市の市花になっています。 道を歩くと、マンホールの蓋にも紫陽花の花が。 自然に咲く紫陽花は勿論ですが、切り花の世界での紫陽花は、切り花の世界でしか見られない物もあります。 紫陽花はそのままドライにしての需要も高いので、使用の範囲が昔より広がった植物です。 とは言いつつ、是非生の状態の紫陽花とハイドラを楽しんで戴きたいものです。