やはり仕事柄見てしまう今回の華展に使われている花。
よく使用されていた花材として印象的だった花材は
時期ものの枝であるツルウメモドキ。おなじツルウメモドキでも仕入れルートが違うとここまで
開き方や枝の張り方なども異なるのかと見ていて面白い発見でした。
作品によって微妙に色好きや枝の張り方、
線の出し方が様々で、とても美しかったです。
葉が黄化しているものをわざと使って秋の紅葉、朽ちていく様をイメージしていたり
たくさん多くの花が生けてあるものが美しいわけではなく、2~3種類でも
どう表現していいかはわからないのですがすっきりと美しく纏まっている。
どちらかというと花屋で作っていたフラワーアレンジメントというのは花がぎゅっとなっている様が美しいという感じのイメージなのですが少ない花で生ける花の美しさ、…日本人の美的センスには脱帽です。
物の少ない暮らし、ミニマリストなど少ないもので豊かな暮らしという観点では生け花に習うことがあるのではないかなと感じました。