建材会社が苔を生産!

建築資材の販売会社が時として戸建住宅の建設も手掛ける。様々な職人を抱え、新築やリフォーム、庭を手掛けるなどして新生活スタートへのお手伝いをする。前述の石原先生提唱プロジェクトに興味を覚え、社長の推進力で苔の生産に着手し始めた。

様々な品種を山取りで始めてみたが、限りある資源の難しさ、自然との共生を考え、生産して安定供給しようとリスタートを切る。

同社ハイゴケ・スナゴケ・ヤマゴケ・フデゴケを中心に取り扱って来たが、造園業者向けハイゴケの生産に特化し、拘りある商品を提供するスタイルを目指してきた。

苔 Information

ハイゴケ、山苔、杉苔、砂苔を生産されており、造園や緑化などには欠かせないアイテムとなっている。春と秋がハイシーズンで夏の暑さに弱く、年中遮光しながら育てている。乾燥は苔にとって実はさほど苦ではない。乾燥すると苔は休眠に入り、枯れているように見える乾燥状態でも2~3ヶ月はへっちゃら。水を霧吹きなどで吹きかけるとものの見事に2~3分で元通りの青々とした状態に戻る。結構驚きである。

杉苔は苔庭の代表選手で苔の王様。砂苔に似ており日照を好む。地下茎(仮根)が伸びて増えてゆく事から、杉苔は土ごと出荷する仕様。

山苔は杉や檜などの植林地に良く見られる苔で、ベルベット(ビロード)のような質感でコロンとした形状が愛らしい。盆栽屋さんなどには大変重要なアイテムで、和風テイストを醸し出す。乾燥にも強く真っ白になるが、その状態で1ヶ月程度はへっちゃら。霧吹きなどで水を掛けると5分程度で元の緑に戻る。

ハイゴケは日陰~半日陰が好まれ、水のやり過ぎは厳禁!触って乾燥したなと感じたら少し湿らせる程度でOKな種類で水はけを重視して栽培している。

ハイゴケで6~8ヶ月の生育期間が必要とされ、スナゴケは2~3年掛かる長丁場。

造園向けにハイゴケは㎡単位で取引され、壁面や屋上緑化用には砂苔が利用される。ネットに絡ませながら施工が進むようだ。

今後はお買い求めやすい規格で生産してきたが、ワンランク上の厚みがある苔を手掛けて参りたいと。

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