ランドスケープアーティストの『石原和幸氏』が、英国チェルシーフラワーショー2018で10個目の金メダル&ベストガーデン賞をW受賞された。同氏は英国でモスマン(苔男)と呼ばれ、日本人の自然観・宗教観・潜在的な美意識を表現して金字塔を打ち立てた。

苔の重要性を誰よりも感じている石原氏は、低日照で日陰が多く、湿度の高い江津の地で良質の苔が取れる事を知り、安定した生産を要請された。貴重な立地特性を持ち、最近では熱狂的な苔マニアや、関連するハーバリウム・ドライフラワー等が脚光を浴び始めており、生活の中に溶け込む日本人の美意識の重要性を庭を通して具現化されている。

この提言からプロジェクトは始動した。

当初は山取りで供給していたが、良い苔は長い年月を掛けてじっくり育ち、収穫が進めば成長よりも早い事から、次第に資源が枯渇し始める。ならば生産体制を確立して生み出そう!とプロジェクトが立ち上がり、4年目を迎えている。

江津市が音頭を取り、苔生産に携わる中心的な企業が2社ある。

1つは建設業者で、もう1つは化粧品業者。どちらも異業種からの参入であるが、苔を通じて潤いある暮らしを送ってもらいたい思いは、本業と一致する。

その他大小20軒を超える生産者がいらっしゃり、これらの取りまとめを江津市農林水産課が行っている。

造園業者やテラリューム、苔玉・ワークショップ等の需要に応えるべく、生産供給が進んでいる。

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